# 2020/7/23 日経は騰がるのか?下がるのか?

日経は現状三角持ち合いを形成しており
上に行くのか下に行くのか迷っている
相場状況となっている
上にいくシナリオと
下にいくシナリオの
両方を考えてみたいと思う。
<株価上昇シナリオ>

実体経済は悪化するとの見方を無視し
株価はコロナ前の水準まで到達する勢いで
回復しつつある
マザーズはコロナ前の水準を上抜けし
アメリカのナスダックにおいては
コロナ前の高値を抜いてきている
株価は実体経済とは異なり
未来の期待も含めて動くため
経済が最悪の状況で底を打ち
財政政策や金融政策により
※ 財政政策は、日本政府が行う施策
金融政策は、日本銀行が行う施策
金融市場に資金が流れ
今までにない新しいトレンドが生まれる
これが相場における常識である
思い出してほしい。3月中旬。
アメリカはロックダウン、
日本は緊急事態宣言直前の時期に
株価は16000円台を付けていた
その時期は、経済活動が停滞し
今後企業倒産が相次ぎ
株価はどこまで落ちるかわからない・・・
と感じる状況で底を打ったのである
それからニュースでは
「コロナ、コロナ、コロナ」
悪いニュースが流れる中
日経はわずか4か月で
6000円近く上昇してきているのである
これが株式相場である
これらを踏まえて
コロナにより今後また
財政政策や金融政策がとられやすい状況
だと見ることができる
今までも一人10万円の支給、
持続化給付金
企業への無利子無担保融資
国債の買い入れ限度撤廃
ETF買い入れ額増額など
事業規模は200兆円をこえる
政府は経済状況が回復するまで
永遠と資金をばらまく
そして、
日本の景気は大丈夫というところまで
政府は永遠に市場を支え続けるのは
間違いない
下にいかなければ後は
上昇するしかない。
そしてすでに
マザーズ、ナスダックが高値を更新し
今後の株価の未来を予言している
<株価下落シナリオ>

コロナ以降、株式市場は
今までの常識を大きく翻した
ダウ平均が高値
29000ドル台から
18000ドル台まで
わずか1か月程度で
10000ドル近く暴落したのだ
今は26000ドル台まで回復してきているが
この大暴落は
投資家心理に大きな影響を与えている
今までダウは大暴落しても
いつも高値を更新しにきている
持っていれば必ず上がる
そんな神話のようなものがあったが
今回のコロナショックでそれは崩れた!
1か月で10000万ドルも下がったのだ
今までは下がったら買い支えてきた投資家が
今度は逃げていくのである
これはチャートにおける
テクニカル分析でもよく上げられる
事例であるが
下降トレンドでは高値、安値は
切り下げられる
下がれば買い支えてきた人たちが
今度は逃げるため高値が切り下がるという
チャートができあがるのだ
今、ダウも日経もコロナ前の高値を
超えられないでいるし
安値も切り下がっている
コロナ前よりコロナ後の方が
景気がよいなんて
誰も言えないし、コロナ前の高値より上で
誰が株を買うのだろうか?
大暴落後の急騰はあくまで
下がり過ぎからの反動であり
今、反動で上がりすぎているのである
相場は常に行き過ぎる傾向にある
コロナ前は
23000円台で株価が推移していたが
今は22000円台である
コロナ前でも2018年から
23000円台をキープしつつ
何度も叩き落されているのだ
相場は行き過ぎる傾向にあるが、
行き過ぎると必ず元の適正価格に戻される
今、23000円、24000円の高値を超える
材料が市場にあるのだろうか・・・
不安のない未来が見えない限り
この高値を超えられないのかもしれない
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